腰椎間板ヘルニアの痛みがなくなる

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ペルー  R・Hさん(46歳、女性)

〔腰椎間板ヘルニアと診断を受ける〕

 若いころより腰の軽い痛みを抱えておりましたが、普段の生活も看護師としての仕事にも差し支えがないことから、そのままにしておりました。2007年に入ってから腰の痛みが酷くなったので、私の勤務する病院で検査を受けたところ、医師から、腰椎間板ヘルニア(L4/5、L5)と診断されました。
 その後は、痛み止めの薬を飲んだり、痛みがひどい時は注射をしてもらったりしていましたが、だんだん痛みはひどくなり、とうとう普段の生活や仕事にまで支障が出るようになりました。
 2008年6月には胃炎も併発し、ほとんど寝たきりの状態になってしまい、腰の痛みも注射や服薬では治まらないまでになってしまいました。
 9月の再検査では医師から手術を勧められ、それまでに腰に負担をかけないよう絶対安静が必要だと指示されたので、仕事も休暇届けを出し、家で療養生活をすることになりました。そのころの私の症状は本当にひどいもので、腰をはじめ頭や肩なども痛むようになり、夜も眠れず、ただただベッドの上でじっとしているしかない状態でした。

〔MOAペルー療院との出合い〕

 そんな時、以前同じ病院に勤務していた大先輩のM医師よりお電話をいただきました。私の体の状況を伝えたところ、M医師は、ご自身が勤めておられるMOAペルー療院を紹介してくださいました。
 10月1日、初めて療院を訪ね、M医師に診察してもらいました。そして、岡田式健康法浄化療法や、美術文化法食事法について説明を受け、「手術までの期間、浄化療法を試してみてはどうですか」と勧められました。
 その日は、浄化療法を1時間受けてみました。初めての体験だったので、効果については半信半疑でした。しかし、施術中は大変リラックスでき、ベッドの上で久しぶりにぐっすり眠ることができました。後で気づいたのですが、眠れるようになったのは、これまであった激しい痛みが施術中に軽減していたからでした。
 それからは、毎週水曜日にペルー療院に通うようになりました。私は痛みのため、5分も歩くことができませんでしたが、家が近いことが幸いして、どうにか毎週欠かさずに通うことができました。
 そしてM医師の診察のほか、栄養士による栄養相談、芸術セラピー(いけばな)も受けました。栄養相談では、栄養士の指導に従って、これまで肉中心だった食生活を改め、自然農法の野菜を使った食生活に切り換えました。療院ではそれぞれのスタッフが様々な視点から私の健康を考えてくれて、毎回適切なアドバイスをしてくださり、痛みだけでなく、心も癒され、これまでにない安らぎを私に与えてくれました。
 療院で浄化療法を受ける以外は全く外出していない状況でしたが、2009年1月ごろからほとんど痛みはなくなり、病院の仕事にも復帰することができるまでに改善しました。
 担当医師からも、「今の状態であれば手術の必要はありません。無理な運動をしないように気をつけながら、様子を見ていきましょう」と診断されました。

〔家庭生活の変化〕

 私は約1年半の間、ヘルニアのため、家族、特に子どもたちの面倒をみることができませんでした。それが、普段通りに生活ができるまでに改善され、家族との楽しい生活を取り戻すことができました。
 寝たきりになっていた時は子どもたちと話をすることもできず、家事もすることができなかったので、食事は外食かデリバリーで済ましていました。今では食事を作れるようになり、子どもたちも「美味しい、美味しい」と喜んで食べてくれるので、私も本当に幸せです。
 また、療院でアドバイスを受けた「美を楽しむ生活」を心がけて、家の中には花を欠かさないようにしています。今では、子どもたちもお花の水を替えてくれたりして、一緒に楽しんでお花をいけることができるようになるとともに、庭にもお花を植えたりして、ガーデニングも楽しんでいます。
 このように岡田式健康法を取り入れることで、私たち家族がもとの平穏な家庭に戻ることができました。私の回復ぶりを見た父も、「私も健康のために岡田式健康法を受けたい」と希望して、今は私と一緒に毎週ペルー療院に通っています。

〔「病気で苦しむ人たちの助けになりたい」〕

 私は長年、看護師として病院に勤める傍ら、S大学の医学部で、将来の看護師を育成する講師としても勤務しています。
 当初は、私も病気で苦しむ人たちの助けになりたいと決意し、看護師を目指しました。しかし、いつの間にか初心を忘れ、毎日多くの患者を受け入れることが精一杯で、その人がどうしたら幸せになれるのか、私自身どのようなお手伝いができるのかといったことを忘れてしまっていました。
 そんな私が、MOAペルー療院のスタッフと接することで、あらためてそのことを思い出すことができました。
 そして、私は再び苦しんでいる人たちの助けになってあげたいという思いになり、2009年3月21日にMOAに入会し、浄化療法のボランティアができる療法士研修を受講し、5月5日には念願の資格を取得することができました。
 私が勤務する病院でぜひ岡田式健康法を紹介する場を持ちたいと、その後すぐに病院の院長にコンタクトを取り、療院の医師やMOAのスタッフとの会合を持つことができました。院長は岡田式健康法に大変興味を示され、5月から病院の一室を提供してくださることになりました。そこでは、来院者が定期的に岡田式健康法を受けることができるようになるとともに、毎月、健康増進セミナーを開催することになりました。
 私は、この場所で今、多くの方々がこの岡田式健康法を体験し、病の苦しみから解放されるよう願って、療法士としてボランティアしていきたいと思っています。

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